あなたとの対話(Q&A)

物質エネルギー

仏教では宇宙を構成しているエネルギーとして地水火風という四つのエネルギーがあるとしているそうですが、
現代物理学でいう四つの力と対応しているのでしょうか?
物理でいってる四つの力は重力、電磁気力、弱い力、強い力です。
重力が地、電磁気力が火というのはなんとなくあてはまりますが、のこり二つはどうでしょうか?

現代物理学と対応できるかと解りません。現代物理学はこれからも発展するでしょうし、新しい発見、説明の仕方があらわられることも大いに可能です。現在の物理学的な理解が改めることになることもありえる。
仏教の教えは過去のものでこれから更に開発してより正しい真理を発見するということはありえないのです。そのときのそのときの人々の物理の理解に合わせて説明するが、それで完璧ということになりません。仏陀以前の人々は宇宙全体は具体的に目に見える地水火風だと思っていたし、釈尊もその同じ単語を説明に使いました。新しい物理学的知識は現れてくるとそれに合わせて説明する。
仏教は物理学ではありませんし、物理学に価値を入れていることもありません。
目的は、無執着、解脱、こころの安らぎです。それにはものに粘りつく、しがみ付くことは止めなくてはならない。それで、宇宙や、自分の肉体や何でもかんでも単なる物質で、執着に値しないくだらないものだと納得してもらう目的で物理のことも説法する。しかし、物理学は説きません。(それは俗世間、欲の世界のしごと)

感想:
重力、磁力、弱力、強力説は地水火風説に合わないようにみえます。だって、弱力・強力は二つではなく一つでしょう。それから「空間がどのように現れるのか説明が付かなくなります。素粒子の特色を学ぶなら似ているパターンを発見できそうな気がします。しかし、物理学の素粒子の数は仏教と比べると多すぎです。
・地:質量、重さなどを作るエネルギー;
・水:引き寄せる力;
・風:引き離す力(この三つで最少の物質はー素粒子?-が出来上がる。)
・素粒子1個でも停止しない。常に移動する。安定して止まることはありません。
・全ては「動」で、変わったり、移動したり、動いたりする。このエネルギーは火です。

自慢ではないが、科学知識皆無なもので、私の話は科学者の立場から言えばむちゃくちゃな話にになるかもしれません。現代科学と、仏教の間で似ているところを発見なさったらこちらにも教えてください。

関連タグ