あなたとの対話(Q&A)

釈尊の修行について

ホームページに寄せられた質問

仏典『聖求経』などでは、お釈迦様が二人の仙人から禅定を習うがそれに満足せず、苦行へと向かわれており、禅定修行→苦行→成道という修行の過程が書かれていますが、やはりお釈迦様はある程度禅定・サマタ瞑想に見切りをつけられ、成道時にはヴィパッサナーを行っておられたのでしょうか。経典ではなかなかそこまで読み取りずらいのですが。

釈尊はその二人の仙人の教えを完璧に学びました。先生たちと同じ修行経験にも達しました。それはその経典に記録しているのです。
苦行は禅定瞑想と関係の無い、特にJaina教が教えた道です。当時インドであった宗教は殆どお釈迦様が試して見ました。-もしかするとなにかありそうだなぁ-と思われたものを全てです。論理的にも成り立たないものは試す価値はありません。
ですから、当然お釈迦様にsamādhiの経験は悟りを開く前からもあったのです。仏陀はsamādhiを否定・非難してない。ただ、サマーディだけでは、解脱になりませんと説かれただけです。

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