がんを克服するため必要なことは、人間の心と体を一体のものとして捉えること。そして、自我をはらずに、心清らかに生きること―がん細胞は生き方を変えることで消えてゆく。初期仏教長老とがん治療の専門医が語る「がんと共存する生き方」。
目次
まえがき 小井戸一光
第1部 対談編 アルボムッレ・スマナサーラ×小井戸一光 司会:石飛道子
統合医療とは何か
心と体の関係
心で病気を治す
がんを治すために
がんと共に生きる
死と心
慈しみの気持ちで生きる
人生を切り開く
第2部 対談を終えて
問題を作るのは「自我という錯覚」 アルボムッレ・スマナサーラ
「こだわらない心」でがんを治す 小井戸一光
がんと心の問題を見つめて 石飛道子
あとがき アルボムッレ・スマナサーラ
共著者略歴
小井戸一光
癒しの森内科・消化器内科クリニック院長。1950年、茨城県生まれ。1977年、北海道大学医学部卒業。北大第3内科入局、臨床研修を受ける。1982年より自治医科大学放射線科でがん治療(IVR)に従事。1985年より札幌厚生病院消化器内科医長。1996年より札幌医科大学放射線科助手。1999年講師、2007年准教授。この間、イギリス王立マースデン病院、ドイツアーヘン大学、カナダカルガリー大学に出向。2009年、医療法人札幌がんフォレストを設立。日本内科学会認定内科医、日本消化器病学会専門医、日本内視鏡学会専門医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、医学博士
石飛道子
札幌大谷大学教授。1951年、北海道生まれ。北海道大学大学院博士課程単位取得退学
(公開日:2018年12月27日 4:19 PM)