協会からのお知らせ

2019年11月13日

道徳ロボット――AI時代に欠かせない「幸せに生きる脳」の育て方

道徳ロボット――AI時代に欠かせない「幸せに生きる脳」の育て方
クリックするとAmazon.co.jpの販売ページに移動します

道徳ロボット――AI時代に欠かせない「幸せに生きる脳」の育て方
著者:アルボムッレ・スマナサーラ長老
単行本: 279ページ
出版社: サンガ (2019/8/24)
言語: 日本語
ISBN-10: 4865641599
ISBN-13: 978-4865641592

AIが発達し、善悪の判断ができる「道徳ロボット」の開発が進む現代において、人間が目指すべき「脳の成長」とは何か?
脳のプログラムを「道徳」で変える!

本書のテーマは「道徳」です。三部構成の第一部は兵庫県宝塚市にある雲雀丘学園中・高等学校での講演と先生方との対話。道徳が「特別の教科」になったことを踏まえ、道徳とは何か、生徒たちに道徳をどう教えたらよいのか、という理論と実践が明快に説かれます。第二部は「サンガくらぶ」講演「仏教における倫理とは何か?」より。社会との関わり、歴史的な経緯という側面から第一部を補足する仏教の道徳論が展開されます。第三部は東京大学大学院教授の鄭雄一先生との対談。鄭先生は人工知能(AI)やロボットに搭載される「道徳エンジン」開発を担っています。人類史を俯瞰して構築された鄭先生の「道徳エンジン」に対して、スマナサーラ長老はいつにも増して鋭いレビューを投げかけます。人類の未来に影響を及ぼす研究だけに、やり取りは真剣そのもの。古臭いイメージがつきまとう道徳のイメージが一新される快著だと思います。ぜひお読みください。