毎月更新される
スマナサーラ長老の法話集
このセクションでは、協会機関紙『パティパダー』に毎号掲載されているスマナサーラ長老の巻頭法話をご紹介しています。
このサイトには本誌より遅れて掲載されますが、『パティパダー』誌上には毎月、時節に沿った書き下ろしの法話が連載されています。最新の法話に触れたい方は、ぜひ入会もご検討ください。
新着の法話
2024年12月8日
322 不放逸
見方を変えてみる
今月の巻頭偈 2. Appamādavaggo 第二章 不放逸 Appamādena maghavā Devānaṃ seṭṭhataṃ gato Appamādaṃ p […]
2024年11月1日
321 仏道は不放逸に極まる
智者は世の流れを渡る
今月の巻頭偈 2. Appamādavaggo 第二章 不放逸 Appamatto pamattesu Suttesu bahujāgaro Abalassaṃva sī […]
2024年10月1日
320 高台に登って観る
智慧とは今・現在に生きることです
今月の巻頭偈 2. Appamādavaggo 第二章 不放逸 Pamādaṃ appamādena, yadā nudati paṇḍito; Paññāpāsādam […]
巻頭法話インデックス
最近このように質問されたことがあります。「人間に平和と安らぎを教えるはずの宗教が、互いに争っているように見えます。それがどうしても理解できないのです。この現状は、どのよう […]
貴方は、どれくらいお金があれば充分満足しますか。どれくらい健康で体力があれば満足しますか。どれくらい美しければ充分だといえるでしょうか。これらは、誰にもはっきりとは答えら […]
世の中に、お守りは色々あります。お守りは、学問成就、無病息災、商売繁盛、家庭円満などを約束しています。学問成就、無病息災、商売繁盛、家庭円満などは、この世の中で生きている […]
人間という生きものは、何一つ、自分ひとりの力だけですることはできません。たったひとりの努力だけで何かをやり遂げようではないかと、余計な見栄を張って踏んばらなくてもよいので […]
幸福というのは、いったい何なのでしょうか。楽しみ、しあわせという場合は、何を意味するのでしょうか。愉快、快感、極楽のような言葉を使うときは、一時的な気持ちを表しますので理 […]
「私たちは自由な人間だ。もっと自由になりたいのだ」と思っているでしょう? しかし、本当はそうではありませんね。本当は自由でもないし、自由になることもできません。我々は言わ […]
釈迦族とコーリヤ族の間で争いが起きました。釈尊は釈迦族の人で、妃であったヤソーダラー夫人はコーリヤ族の人でした。両国とも、ローヒニー川の水で農業を営んでいたのです。 この […]
幸せに生きるとは何なのかを総決算して考えてみましょう。 必要な順番で言えば、まず、食べるものだと思います。食べるものには何の心配もない、どんな高価な食べ物でも簡単に手に入 […]
競争の原理は世界の原動力 です。 競争を地軸にして、我々は生きています。競争しない生き方なんか、そうそうはできない。幼稚園に行く前 にも、子供は「勝った、負 けた、嬉しい […]
人間には楽しいことはいくらでもあります。美味しいものを食べることは、人は誰でも第一に楽しむことです。より美味しく食べるために、人間はあらゆる工夫をします。その結果として、 […]
2004年5月5日は、仏暦2548年の元旦です。 釈迦牟尼仏陀の降誕・成道・涅槃という、最聖なる出来事をお祝いする、仏教徒においてはこの上のない吉日です。国際的にウェーサ […]
お釈迦さまの在世当時、アーラヴィ地方にある貧しい村人がいました。世俗的な財産にそれほど恵まれてなかった割に、性格も頭も良い人でした。舎衛城に住んでおられたお釈迦さまの心に […]
最高の善行為である、お二人の出家を祝福します 比丘出家儀式のあとのご法話 ダンマラーマ比丘の話 お釈迦さまが涅槃に入られることを宣言された時、あらゆる比丘たち大阿羅漢たち […]
一般的に我々は、何か気に入ったものがあれば「これは最高だ」と、軽い気持ちで言います。それは単なる感情表現で、それほど深い意味はありません。英語を使う人も、何かをほめたり評 […]
人には楽しく生きる暇は、全くありません。というよりは、自分の人生をできるだけ複雑にして、必要である用事も必要でない用事も、その上自分に関係ないことも背負って、忙しく生きて […]
人の顔色を窺って自分の生き方を決める。これは、ほとんどの人の生き方です。人は自分の好き勝手で生きることはできない。他人の協力が必要です。一緒に生活している仲間と調和を保た […]
健全な人間関係を築こうと思って人間が為している行動によって、その人の自由が失われてしまい、自発的な終身刑になってしまうのだと先月号で説明いたしました。社会という組織を重ん […]
「好き」という言葉があります。誰でも「好き」という言葉は好きですが、油断のならない厄介な曲者です。好きなことをしたい、好きなものを勉強したい、好きな食べ物を食べたい、好き […]
「好き」という問題の、もう一つの側面を考えてみましょう。好きなものがあれば幸福を感じる。好きなことをして生きることができれば、恵まれていると思う。好きなものを期待する。好 […]
「好き」なことだけをやって生きていられるならば、それは最高に幸せだ、恵まれていることだ、と一般的に誰もが考えるのです。好きではないことをやらなくてはならないときは、苦しみ […]